走り屋のヘルメットの定番カスタムについて語る

バイク
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こんにちは、いつの間にか走り屋の適齢を過ぎてしまった悲しいバイクBOTです。

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この記事では古の走り屋がどのようにヘルメットをカスタムし個性を演出していたのかを私のあっさい知識の範囲内でお話していきたいと思います。

走り屋のバイクについては別の記事でお話していますのでよろしければご覧ください。

 

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走り屋とは


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まずは走り屋というものについて軽く説明しておきます

時は1980年代

世間は空前のバイクブームでした。

それに伴い二輪のレースも人気を集めており、バイクメーカー各社からレーサーを模したバイクが発売されます。

例としてはヤマハ FZ400R や ホンダ CBR400Fなどです。

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それを機にレーサーレプリカの人気が爆発、一気にブームとなります。

そして、スポーティーなバイクが人気になるということは必然的にスポーツ走行を楽しみたいという人も増加します。

しかし当時はサーキットは予約でいっぱい

加えて高額なサーキット走行は若者には厳しいところがありました。

そこで若者達はヘアピンカーブが多い峠や、車通りの少ない埠頭へと赴き、走りのテクニックを磨きました。

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このような若者たちがローリング族、通称走り屋と呼ばれるようになりました。

忠ヘル

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https://aucfree.com/m/items/f346932579
 

 

この記事に辿り着いた走り屋希望の皆さんなら目玉の模様が描かれたヘルメットを見かけたことがあるのではないでしょうか

この目玉はSP忠男というバイクのパーツを主に製造しているメーカーのロゴで、忠男レーシングとしてレースに参加していた所属選手の姿を見た走り屋がAraiが販売していたレプリカをこぞって被り始めた為に走り屋のヘルメットとして定着した、というものです。

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レーサーのヘルメットであった為、アライからレプリカも販売されていました。今ではプレミアが付いています。

ドラヘル

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https://jmty.jp/s/nagano/sale-bik/article-ikgnz

その名の通りドラえもんの顔が描かれたヘルメットです。

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これは勿論レースがルーツではなく、他との差別化を図った走り屋が編み出したもので、それを他の走り屋が真似して定番のカスタムとして定着した、というものです。

これはレプリカのように元となったものがあるわけではないので、素人がカッティングシートでそれとなく真似してもそれっぽくなります。

故に忠ヘルを買ったり、綺麗な塗装を自分では行えないような人にもオススメです。

垂ヘル

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https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14178655569

走り屋のメッカ、神奈川県は大垂水峠発祥のカラーリングです。

他に比べてシンプルな為、個人で塗装してもある程度の完成度に仕上げるのも容易じゃないでしょうか。

それに、忠ヘルはまだしもドラヘルは少し幼い感じのカスタムではあるので、大人しめだけど見る人が見たら分かる玄人向けのカラーリングという意味ではおすすめです。

ファンキーメット

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https://item.mercari.com/jp/m31214012767

こちらはメッカ神奈川のチーム、小田原ファンキーボーイズが使用していたカラーリングです。

センターを境にカラーリングを変える通称”カチ割り”をベースにファイヤーパターン等の模様を施すというものです。

こちらもドラヘルや忠ヘルに比べるとそこまで人の目を引くものではありませんが、見る人が見ると解るパターンであり、個人的には面白いも思います。

その他のカスタム


ヘルメットディフューザー

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通称「猫耳」と呼ばれるヘルメットに装着するパーツです。
 
 

ん?猫耳?

 
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 …決して罰ゲームヘルメットの事ではありません
 

空力的には特に有利にはなりませんが、まあ前述の猫型ロボット型ヘルメットにもよくマッチする形のものなので主に目立ちたいがために走り屋はこれを装着していました。

 

また、角やヒレと呼ばれる一本のものも定番です。

ちなみに現在でもamazon等で購入可能です

 
 
 

TAKE-1 ヘルメットディフューザー タイプ3 ホワイト フルフェイスに猫耳

TAKE-1 ヘルメットディフューザー タイプ3 ホワイト フルフェイスに猫耳



 

 

 
 

ノーズガード

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基本的にライダーは顔が見えない方がカッコいいものです(個人的な意見)

シールドを濃いスモークにすれば走行中は顔を隠せますが、常にシールドを下げているわけにも行きません。

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そこでノーズガードと呼ばれる鼻を隠すことの出来るパーツでなるべく顔を隠すわけです。

走り屋たちは下敷きなどを加工して自作していました。

がしかし、硬い素材はコケた時に痛い目を見る可能性があるのでやるとしたら自己責任でお願いします。

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バイザーステッカー/ハチマキ

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シールドの上の方に貼るステッカーのことで、主に車のレースで選手が被っているヘルメットを模したものです。

ただ貼り付けるだけなので他に比べて難易度も低いです

しかもかなり幅広く貼って視界をふさいでも視界は確保されているのでそこまで安全性に影響しないですし、剥がせば元に戻るので、試し程度ににやってみるのもアリだと思います。

シッポ(ファー)

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ファーのアクセサリー、通称しっぽです。

風になびいて目立つ為に装着されていました。

現在も買えるベースのヘルメット

走り屋の全盛期は80~90年代です

故にヘルメットもその年代に存在していたかのような形のものである必要があるのですが、古いヘルメットというのは仮にショップ等でリペアしたとしてもそこまでの安全性は持ち合わせていません。

そこで新品で購入可能なベースになりうるヘルメットを紹介してこの記事を締めたいと思います。

そのヘルメットはズバリ…

ヤマハ・YF-1Cです!

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90年代のAraiの様なスタイリング

10,000円以下という価格

JIS規格合格の安全性

必要十分な軽さ、性能

と、オススメポイントが幾つもあるのです。

ちなみにバイザーステッカーの紹介の部分の写真のヘルメットがこれです。

Araiのヘルメットも安全性も高く、デザインもシンプルでいいのですが、自身で塗装したりするには高価過ぎてオススメはできません。

購入はこちら

ヤマハ(YAMAHA) バイクヘルメット フルフェイス YF-1C RollBahn ホワイト L (頭囲 59cm~60cm未満) 90791-1769L

ヤマハ(YAMAHA) バイクヘルメット フルフェイス YF-1C RollBahn ホワイト L (頭囲 59cm~60cm未満) 90791-1769L

ヤマハ発動機(Yamaha)


以上になります!
走り屋の最盛期から最低でも25年近く経過し、走り屋仕様というものもめっきり見かけ無くなりました。
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当時はタバコ1カートンやらジュース何本かで取引されていたNチビや果てにはYSR50やNS50Fまでもが10万以下では購入できない時代なので、仕方ないといえば仕方ないのかもしれませんが少し寂しいですね。甲高い2stの音も頻繁に聞くことも無くなりましたし…
だからこそ今、走り屋仕様に乗りたい若者には頑張って欲しいものです、10代最後の年を陰鬱に過ごすバイクbotでした。
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